本事例では、ビジネスシーンで行う部門単位の振り返り手法をご紹介します。メンバー同士が協働的に振り返ることにより、メタ認知や他者からの承認を促進し、チームビルディングにつなげることができます。所要時間は合計20〜30分程度なので、気軽に導入することが出来ます。(事前の個人振り返り10〜15分を含む)
「進め方の概要」
①あらかじめ、個人の振り返りを記入しておく(10〜15分)
②チームの週次定例ミーティングを実施
③各メンバー同士で内容を閲覧し、コメントを残す(5分)
④各メンバーから1週間の振り返りと来週のアクションプランをシェア(1分×人数)
チームの週次定例ミーティング前に振り返りを10〜15分程度で記載する。
【前週に掲げたアクションプランの振り返り】
各アクションプランに対して「◯」「△」「✕」で振り返り、それぞれの理由を記載。評価の理由を言語化することによって自己をメタ認知する。
【過去1週間のGoodとBadを振り返る】
1週間の業務の中でのGoodとBad(改善すべき点)を振り返る。こちらもアクションプランの振り返りと同様に評価の理由を言語化する。
【翌週のアクションプランを掲げる】
過去1週間のBadの中から翌週1週間で取り組むテーマを選定。テーマを行動ベース(タスクレベル)に変換し、アクションプランとして記載。
【内容を閲覧しコメントする】
週次ミーティング中の振り返り時間の冒頭に、5分程度メンバー同士で振り返り内容を閲覧しコメントを残す。
【コメント時に留意すべき点】
■課題の指摘(フィードバック)だけにならないようにする
■相互に褒め称えたり感謝を意図したポジティブなコメントを行う
■コメントが特定のメンバーだけに偏らないよう、全メンバーに対して行う
【自身の振り返りを口頭で共有する】
各自の振り返りを、1分程度でその他のチームメンバーに対して改めて共有する。
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