クラスサイズ:大学2~4年生 24人
ICT端末の整備環境:大学にはもちろんいろいろ設備はありますが、使用した教室は普通教室でした。
使用端末:各自の端末(ほとんどがスマホ)
教科名:専門購読(英語教育特殊研究)
今回の講義は春学期最後の講義でしたので、学期に学んだことをスクールタクト上でありえるシート(ありえる楽考というグループで使用している専用振り返りシート)を使ってまとめてみる、それを基に対話してみる、という内容でした。
これまでの講義では学期を通して「英語の学び方、教え方」をテーマに英語4技能をそれぞれskill-based でのアプローチで学んできて、後半2コマほどを使って模擬授業もしてもらいました。そうしたことを含めての総合的な学期の振り返りです。
「講義の要約」と重なりますが、ありえるシートは(コルブらの)経験主義学習を基にしたものなので、自らの学びを振り返ることで学ぶ、ということが主となります。先にご説明したシートをプリントアウトして紙媒体でやることも出来たかもしれませんが、スクールタクトのよい点は受講者全員がそれぞれの画面(シート)を(入力中に、入力後も)見ることが出来る、でそれをしたいがために本時で導入しました。
まずはありえるシートが何か、どのように使うのか(の大まかな部分のみ)を説明しました。ありえるシートは「テーマ」「やったこと」「プロセス」「結果」「次回へのステップ」の枠があり、自分の取り組みや今後の展望を可視化するリフレクションツールの様なシートです。
説明しすぎず、でも混乱しない程度の基本情報のみを提示しました。
【スクールタクトの導入効果】
それぞれが振り返りを自分の言葉で、あるいは表現手段を用いてやれたのはスクールタクトの導入効果だと思います。
【役立つ機能】
「教材テンプレート」
いいね、などはどちらかというと、受講者同士というよりは、私(教員)がすることで受講者に「見たよ!」と知らせるための機能として用いました。
【スクールタクトの導入効果】
「こうやって使えるよ」といって「たいへんよくできました」のスタンプや「100点!」とかの機能を紹介すると、その機能そのものに感激していたようで,意欲的に取り組んでいる様子でした。
【役立つ機能】
「いいね/コメント機能」「リアルタイム回答一覧」
この講義の前に行っていた実践についても紹介しておきます。この時は各自の授業案をプレゼン、ないしデモ演するもので、スクールタクトをパワーポイント的に用いました。
【スクールタクトの導入効果】
全員が必ずしも使ったわけではなかったのですが、内容の枠組みをテンプレートで揃えたので、よりコンテンツや表現手段に個性が出てよかったと思います。
作業しながら、同じクラスの学生たちがお互いどういうものを準備しているのか、しようとしているのか、が見えることはよい意味での刺激になっていたのではないか、と感じました。
【役立つ機能】
「教材テンプレート」「プレゼンテーション機能」「協働学習機能」
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