クラスサイズ:約500人
ICT端末の整備環境:生徒・ファシリテーター共に一人1台
使用端末:iPad
本事例は株式会社笑下村塾の主導の下、全国をミーティングアプリでつなぎ、キャンパスごとの特色などを感じながら、各々の考えを見つけ出す「オンライン・AL」を取り入れた授業。
コーポレートビジョン「社会で活躍できる人づくり」を目指し、これからの時代を生きていくために必要な能力、創造性・コミュニケーション力・協働性・課題解決力を養うことを目的とする。題材としては生徒の身近な話題・身近な出来事から出発し、日本や世界の情勢(Global Standard)、多様性(Diversity)への考察まで発展させる内容とする。すべてのカリキュラムにおいて「発見(インプットや調べ学習)、発想(インプットを元にアイデアをつくる)、発信(他人が理解できるように伝える)」というプロセスを意識して進行していく。
教科名:社会とつながる講座
「社会とつながる講座」という授業の名の通り、自分たちの身の回りから社会や世界について学ぶ講座となっており、個人・グループ・キャンパス・第一学院全体、とさまざまな括りで課題に取り組んで行きます。
【スクールタクト導入のねらい】
授業内容の深い理解のために、他者との関わりは不可欠です。そういった中でスクールタクトは考えの共有が容易なため導入しています。
第一学院は全国展開の高校であるため、北は北海道、南は熊本までの生徒同士が様々な考えを共有することで、一つの教室では出てこない意見やアイデアから互いに学びあうことを目指しています。
授業構成の段階では、全国の特色が現れやすい題材を選びました。生徒の回答方法についても文章に限らず、イラストもOKなどと誘導することで、豊かな発想を全国で共有することが出来ました。
【スクールタクトの導入効果】
他の生徒の回答を共有することで、「こんな回答をしても大丈夫なんだ」というダイバーシティの許容と、「次回は自分も回答してみよう」というような自分自身のリミットの突破を図ることが出来る。参画度合いの可視化という点で、役立っている。
【役立つ機能】
「リアルタイム解答一覧」
配信授業では講師がスタジオから配信をするため、画面を通して視聴すると若干温度感が下がってしまいます。〇×・4択問題は押すだけで生徒が参加でき、立て続けにも行うことが出来るので、アイスブレイクに最適です。
【スクールタクトの導入効果】
第一学院の配信授業は、テレビ番組のようなエデュテインメント性も意識した建付けをしているため、スクールタクトを随所で活用しています。
まずは、〇×・4択で生徒の意識調査などをすることで、生徒も手と頭を動かし始めることが出来ますし、講師も結果から生徒の様子を即座に確認できる点が、遠隔授業であっても有効な問いかけを行うことに役立っています。
【役立つ機能】
「クリッカー機能/投票機能」
ワードクラウドで、「俯瞰で見る→個々の内容を見てみる」という流れを踏むことで、他者理解を深めていく手順・流れを見せました。
【スクールタクトの導入効果】
ぱっと見で判断しがちな生徒や、自分の意見に固執する生徒が多い中、こういった見せ方をすることで、他者と同じ部分や違った部分に気づくことが出来るようになりました。
講師は生徒の回答を読み取る考察を行い、生徒たちもその仕方を真似るように、他者理解の方法を知っていってくれたと感じています。
【役立つ機能】
「ワードクラウド機能」
コメント機能を活用することで、文章での共有以外の手段を認識し、授業内容も視覚的に変化がもたらされるため、イメージが湧きやすくなる。
【スクールタクトの導入効果】
理科の実験や教科学習以外の場面で、文章でなく、動画で見たほうが伝わりやすいというものについて、生徒へ成果物の提出を動画で求めた。
視覚的にわかりやすく、他のキャンパスがどんな環境で授業しているのか詳しく様子を知ることが出来る。動画・音声データ・PDF・URL・画像など、さまざまなデータ形式に対応しているので、多様なワークに取り組ませることが出来る。
【役立つ機能】
「コメント機能」
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