道徳「目当てに向かって」1
コマ目
学校共通
研修
2019/12/12 13:19:252021/10/23 11:23:20

ポイント

クラスサイズ:小学校3年 29人
ICT端末の整備環境:学校全体で1人1台
使用端末:iPadAir2

授業のねらい:自分でやろうと決めたことは、辛抱強くやりぬこうとする心情を育てる。
教科名:道徳

詳細

授業設定の背景

 本主題は、内容項目A-(5)希望と勇気、努力と強い意志「自分でやろうと決めた目標に向かって、強い意志を持ち、粘り強くやり抜くこと」を受けて設定している。目標は、何の障害もなく達成できることはほとんどなく、また、達成するためには周りの人の多くの支えを必要とする。それでも、人間として自立し、よりよく生きていくためには、常に自分自身を高めていこうとする意欲を持つことが大切である。児童の実態としては、興味・関心の広がりとともに新しいことに挑戦してみようという意欲は高い。
  その反面、少し困難なことが生じたり、目に見える形で成果や変容が実感できなかったりすると途中で投げ出してしまうことも少なくない。

授業の要約

本主題では、目標を実現することの難しさから挫折してしまう人間の弱さに共感させながら、それでも自分の目標に向かって努力し続けることの価値を友達との交流を通して多面的・多角的に考え、価値の理解を深められるようにしたい。また、目標の実現には、自分自身の努力だけでなく、周りの人の励ましや称賛があることに気付かせ、自己の生き方についての考えも深められるようにしたい。

スクールタクト導入のねらい

 スクールタクトを活用し、事前に教材を読んだ感想を持たせておくことで、自分の考えを持って学習に臨んだり、学習をふり返ったりできるようにする。また、事前調査の回答の全体像を視覚的に捉えさせ、効率的に課題意識が持てるようにする。
  終末では、学習問題についての自分なりに導き出した答えをスクールタクトを使って、相互に交流させることで思考の可視化と共有化を図り、価値に対する思いや考えを深めたり、整理したりできるようにする。また、水泳記録会の写真を提示することで、自己をふり返るとともに価値を身近なものとして捉えさせ、自己の生き方についての考えを深められるようにする。

授業の流れ1 事前調査

◎目当てに向かって頑張っていることはどんなことか。
★事前調査の回答を簡単な言葉で表現させ、スクールタクトのシートに記入させておくことで、導入での課題意識を高める手立てとする。
(1)事前調査の結果から問題意識を持つ。
 スクールタクトのワードクラウド機能を用い、回答の全体像を可視化することにより、問題意識が持てるようにする。
【授業のポイント】
 事前に教材を読み、思ったことや考えたことをノートにまとめ、スクールタクトに画像貼り付けさせることで、自分の考えを持って学習に臨んだり、学習を振り返ったりできるようにした。 
【役立つ機能】
 協同学習機能
【スクールタクトの導入効果】
 スクールタクトのワードクラウド機能を用い、事前調査1の回答の全体像を提示し可視化したことで、子ども達は、全体の結果を瞬時にとらえ、ねらいとする価値にも関心を持つことができた。

授業の流れ2 問題意識を持ち、学習課題をつかむ

【授業のポイント】
・協働学習支援ツールのワードクラウド機能を用い、回答の全体像を可視化することにより、問題 意識が持てるようにする。 
・コメント・発言マップ機能を用い、友達と考えを交流することで、互いの理解や価値の理解が深 められるようにした。
【役立つ機能】
 リアルタイム解答一覧、ワードクラウド、発言マップ機能
【スクールタクトの導入効果】
 コメント・発言マップ機能を用いることで、意欲的に友達と考えを交流する姿が見られた。本時ではコメントする時間は確保できなかったが、子ども同士の回答閲覧やいいね!ボタンのやりとりが、発言マップを提示することで把握でき、友達の思いや考えに対しての評価意識を持たせることができた。

授業の流れ3 学習をふり返り、本時の学習問題について自分なりの答えを導き出す。

【授業のポイント】
 ルーブリック機能を用い、評価の確認と結果の可視化を図ることで、評価意識を高めるようにする。

【役立つ機能】
 ルーブリック機能

【スクールタクトの導入効果】
 ルーブリック機能を用い、作成したルーブリックを配信・回収し、結果を提示することで、個々の評価をグラフ化したものを可視化することができ、自己評価の意識を高めることができた。  

コメント

コードタクトさんの「道徳「目当てに向かって」」

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