「みんなの町」をつくる1
コマ目
5
総合
2021/10/06 15:48:402021/11/04 15:30:03

ポイント

タイトル(単元):「みんなの町」をつくるためのアイデアを出そう!
授業のねらい:クラウド上の仮想空間で協同作業を行うにあたり、アイデアやルール、目標などを出し合い、共通理解を深める。
教科名:総合的な学習の時間(コンピュータの時間)
指導者:中原悟教諭
クラスサイズ:37名(2020年度6年生 赤組19名と白組18名)
ICT端末の整備環境:授業時間に1人1台
使用端末:Windows10 デスクトップ PC(コンピュータ室)

詳細

授業の要約

コンピュータ科では教育版マインクラフトを活用し、仮想空間で協同作業を通して「みんなの町」をつくるプロジェクト学習を行っている。その際の導入として、スクールタクトを活用し、「みんなでどのような町をつくっていくのか」そのアイデアや目標、ルールなどを出し合い、クラス全員の共通理解を図っていく。また、マインクラフトで「町づくり」を行う中で生じた問題を解決したり、制作を進める上でのルールや作業のお手伝い募集の告知など、スクールタクトのコミュニケーション機能を活用して行っていく。

スクールタクト導入のねらい

本校の学習形態は、1つのクラスが赤組と白組という2つの学習グループに分かれて学習を行っている。よって、37名全員が同じ場所でコンピュータを使用して学習することができなかった。そこで、クラス全員や協同作業やプロジェクトを行うためには、クラウド上にコメントを残したり、記録や作品を閲覧できるような教育支援ソフトが必要であった。そこで、スクールタクトの児童間のコミュニケーション能力を高める機能を知り、授業での導入を決めた。

授業の流れ①「みんなの町」をつくりあげるために必要なことを考えよう!

【授業のポイント】
皆で町をつくっていくために、「どんな町にしたいのか」「町には何が必要か」「協同作業をする上で大切なことは何か」など、1人ひとりが自分のアイデアや考えをシートにまとめて提出した。その上で、ワードクラウドとして、クラス全員の今の思いやアイデアとしての重なる部分を確認し、「町づくり」のための方向性を設定した。

【役立つ機能】
ワードクラウド機能・共同閲覧・編集モード・コメント

授業の流れ①「みんなの町」をつくりあげるために必要なことを考えよう!

【先生の感じたスクールタクトの導入効果】
スクールタクトは、クラウド上で協同作業を行う際の双方向の連絡・コミュニケーションツールとしても活用することができる。例えば、クラス全員で1つのプロジェクトを進める際に、全員で話し合い、1人ひとりの思いや考えを探り、共通理解を図っていく作業と時間が必要となる。しかし、週1コマ(45分)の授業の中で、その時間を毎時確保することは中々難しい。そこで、スクールタクトのワードクラウドなどの機能を活用することで、全員の意見やアイデアが1枚のシートに集約され、皆で即座に確認することができたため、制作時間を十分に確保することができた。

授業の流れ②みんなで協力して「町づくり」を進めよう!

【授業のポイント】
教育版マインクラフトとスクールタクトを同時に使用し、実際に「町づくり」を進めながら、スクールタクトで、その日の自分の作業記録や学習グループ間の引継ぎ事項をシートにまとめたり、伝達事項をコメントに残すことができた。

【役立つ機能】
共同閲覧・編集モード,コメント

【スクールタクトの導入効果】
特に、1時間目の学習グループから、2時間目の学習グループへの児童間の「作業の引継ぎ」や「ルール」などの伝達がスムーズに行われるようになった。また、2時間目の学習グループは、次週の1時間目の学習グループに、授業の終わりに伝達することを常に考えながら、シートにまとめるようになった。このように、一堂に会することのできない2つの学習グループ間の伝達能力が高まり、共通理解がさらに深まった。そしてスクールタクトを通して、時間や空間の隔たりを超えたオンライン上での協同作業が可能となった。

授業の流れ③スクールタクト上での対話的学習

【授業のポイント】
「町づくり」を進めながら、そこで生じた問題を児童間で解決できるように、スクールタクトのシート上で伝達することを児童に勧めた。また、面白いアイデアや共感できる提案に積極的に「いいね」を押したり、コメントを残すように、コンピュータ上でのコミュニケーションがさらに活性化するような言葉かけを随時行った。

【役立つ機能】
共同閲覧・編集モード,クリッカー機能/投票,ワードクラウド機能,コメント

授業の流れ③スクールタクト上での対話的学習

【スクールタクトの導入効果】
児童自身が提案したことに、他の児童から「いいね」がついたり、「自分もそう思う」「私も手伝うよ」などのコメントがつくことで、児童は共感された喜びを感じるだけでなく、コンピュータを介した協同作業の醍醐味やコミュニケーションの楽しさを感じるようになった。その結果、「自分たちの町」を、自分たちの手でつくりあげるという当事者意識が高まり、連帯感がさらに高まっていった。さらに「自分たちの町」を良くするための意見交換が、スクールタクトを介して積極的に行われるようになった。

コメント

コードタクトさんの「「みんなの町」をつくる」

タイトル(単元):「みんなの…

人気