ぴったりの言葉、見つけよう1
コマ目
4
国語
2021/10/06 16:58:312021/10/23 11:15:42

ポイント

タイトル:ぴったりの言葉、見つけよう
授業のねらい:心が動いたできごとを、短い文章で表現する。
教科名:国語
指導者:多田 真志教諭
クラスサイズ:34人
ICT端末の整備環境:2人に1台。
使用端末:iPad

詳細

授業の要約①

『ぴったりの言葉を見つけよう』という単元の学習で、全3時間の授業を行った。その中でも本時は2・3時間目の授業となっており、前時に「心が動いた出来事を思い出そう。」という投げかけで、子ども達同士で話し合いを行った。

本時では、「前時に話し合った内容の中で、自分の心が一番動いた出来事を一つ選ぼう。」と投げかけ、「その時の心の様子を『嬉しかった』『悲しかった』などの直接的な言葉を使わずに、一文で表現しよう。」という活動を行った。スクールタクトにて出来た文を提出し、仕上がった児童から、友人の文に「~~の表現がいいね!」などのコメントを送りあう時間に入った。

授業の要約②

その後はワードクラウドの機能を使ってキーワードとして出てきた気持ちの表現を確認し、書いた児童にどんな場面での気持ちなのかを発表させた。発表の中に出てきたり、思いついたりした『気持ちを表す言葉』を『言葉のポスト』と銘打ち、感情ごとに5種類に分けて共同編集モードを活用して提出させた。そして最後にその言葉を参考にしながら、心が動いた出来事についての短文を仕上げ、本時を終えた。

スクールタクト導入のねらい①

本時でスクールタクトを活用したねらいの一つは、提出されたものにコメントを送ることが出来ることである。友人が使った表現にコメントを送り合う時間を作ることで、じっくりと友人の表現を読み込むことができる。

またもう一つのねらいとしては、ワードクラウドの機能を使うことで『同じ言葉でも表している意味合いが違う場合もある』ということに気が付かせることである。この授業実践の中で出た例を挙げると「ドキドキ」という言葉でも、恋をしているような意味合いで『胸がドキドキする』と使う場合と、緊張のあまり『胸がドキドキする』という表現を使う場合があることに、子ども達は発表を通して気づくことができた。

スクールタクト導入のねらい②

そして最後のねらいとしては、『共同編集モード』を活用し、『言葉のポスト』を運用し、リアルタイムで思いついた『気持ちを表す表現』を投稿できる状況を作ること。これをすることによって、子ども達は自分の語彙の中にない『ぴったりの言葉』をポストから見つけ出すことができると思い、今回の授業ではスクールタクトを活用した。

授業の流れ①

心の様子を、「嬉しかった」「悲しかった」などの直接的な言葉を使わずに、一文で表現する。

【授業のポイント】
コメントを送り合う際には『褒める言葉』か『アドバイス』に限定し、もらった相手が嫌な気持ちになるようなコメントは送らないように投げかけた。

【役立つ機能】
共同閲覧モード・コメント機能・発言マップ機能

授業の流れ①

【スクールタクトの導入効果】
友人が使った表現にコメントを送り合う時間を作ることで、じっくりと友人の表現を読み込むことができた。また、発言マップ機能を見ることで、児童の人間関係を視覚化することができ、学級経営に生かすことができた。

授業の流れ②

どんな状況でその気持ちになったのか、発表する。

【授業のポイント】
ワードクラウドで大きく表示されるキーワードを使った児童に発表してもらうことで、同じ言葉でも違う気持ちを表すことがあることに気づかせるようにした。

【役立つ機能】
ワードクラウド機能

授業の流れ②

【先生の感じたスクールタクトの導入効果】
ワードクラウドを活用することで、どの言葉が多く使われたか、ということを視覚的に捉えやすくなった。そのおかげで同じ言葉でも使う場面が違うと意味合いが変わることに、子ども達が気が付くことができた。

授業の流れ③

言葉のポストに投稿する。

【授業のポイント】
発表の中で出てきた言葉や、挙手は出来なかったけれど思いついた言葉などがある場合は、この言葉のポストに「嬉しい気持ち」「悲しい気持ち」「怒る気持ち」「驚く気持ち」「怖い気持ち」の5種類に分けて投稿させた。こうすることで、子ども達自身が感情ごとに言葉の整理をすることが出来るとともに、挙手出来ない児童でも意見を発信することが出来る場を作ることができた。

【役立つ機能】
共同編集モード

授業の流れ③

【スクールタクトの導入効果】
共同編集モードを活用することで、リアルタイムで友人たちが書き込んでいる様子が見て取れるので、子ども達が「自分ももっと思いついた言葉を投稿したい。」と意欲的に、競うように活動に取り組むことができた。

コメント

コードタクトさんの「ぴったりの言葉、見つけよう」

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